公明新聞 編集メモ 2004/11/11 保守系前代議士"革新"支援は除名の"腹いせ"?  10月に自民党沖縄県連を除名された下地幹郎前衆院議員が、その"腹いせ"か らか、14日投票の那覇市長選で現職のオナガ雄志候補(公明、自民推薦)と対 立する"革新系女性候補(民主、共産、社民、沖縄社会大衆党など推薦)の応 援に走り、県民を"あ然"とさせている。  当然、なぜ"革新"系候補を? との疑問が支持者から寄せられているのであ ろう、言い訳に余念がないが、どう聞いても説得力ある理由が聞こえて来ない。  最近、下地氏が支持者に郵送したパンフレット「政治が変わる日―除名処分の 真相―」には、処分に対する弁明や自民、公明両党に対する批判、同氏が落選し た昨年衆院選(沖縄1区=那覇市と周辺離島)で公明党の白保台一氏を応援した オナガ候補に対する"怨み節"が、実に23nにわたってビッシリと綴られてい る。  ところが、今回の那覇市長選で「○○候補者を推薦する」という「決断」で締 めくくった割には、オナガ候補に対する中傷だけで、"では、なぜ○○候補なの か"という肝心要の一点については、「保革の枠組みは終わりました」とさらり とかわすだけ。そのことがかえって、〈次期衆院選で勝ちたい→そのためにはオ ナガ市長が邪魔→だから対立候補を応援する〉という下地氏の"底意"を疑わせ ている。  しかも、除名理由のひとつとなった米軍普天間飛行場の移設問題について、政 府や自民党と違う嘉手納基地統合を頑なに主張しながら、一方で、無条件全面返 還を主張する"革新"系候補を応援するという大きな矛盾を冒してしまっている のを、下地氏はどう説明するのだろうか。同氏を見る那覇市民の視線は冷ややか だ。       (哲)