新・人間革命  羽ばたき 三十 (2925)  日蓮大聖人は、戒壇建立の条件を述べられたあと、「勅宣並に御教書を申し下して霊山 浄土に似たらん最勝の地を尋ねて戒壇を建立す可き者か時を待つ可きのみ」(御書一〇二 二n)と、仰せになっている。  大聖人御在世当時、新たに戒壇を建立しようとすれば、先例にしたがって、政治的権威 をもつ朝廷の「勅宣」と、政治的実権をもつ幕府の公文書である「御教書」が必要であっ たにちがいない。  また、当時は、国家の指導者の帰依がなければ、一国の広宣流布は考えられないことか ら、「勅宣・御教書」を得るように書き残されたのであろう。  しかし、現在は「主権在民」である。  一人ひとりの民衆が正法に帰依すれば、そのまま広宣流布の実現となる。今日では、民 衆の意思が、それに代わるものとなろう。  大聖人は、そうした条件を整え、霊山浄土に似た最もすばらしい場所を探して、戒壇を 建立するよう、後世の弟子たちに託されたのである。  さらに、この戒壇について、「三国並に一閻浮提の人・懺悔滅罪の戒法のみならず大梵 天王・帝釈等も来下してふみ給うべき戒壇なり」(同)と仰せである。  つまり、インド、中国、日本をはじめ、世界中の人びとが懺悔滅罪するための戒法であ るばかりでなく、梵天や帝釈も参詣すると言われているのである。  梵天・帝釈は諸天善神の代表である。世界を守護する力であり、世界のさまざまな指導 者といえよう。  いわば、各界の指導者をはじめ、あらゆる国の人びとが集い、人類の平和を祈願する場 所が戒壇なのである。  山本伸一は、広宣流布の暁に、その戒壇となるのが正本堂であるとの日達法主の話に、 身の引き締まる思いがした。  思えば一九六四年(昭和三十九年)の春、日達法主は、伸一に「既に広宣流布しておる」 と語ったことがあった。  学会の大前進を目の当たりにして広宣流布を実感し、戒壇建立近きにあり″と感じ、 正本堂の意義を明確に発表したのであろう。  伸一は思った。 時が来たのだ。広布の新章節の扉が、開かれようとしているのだ″ 名字の言 2004.11.13 ▼東京・中野文化会館で「東中野今昔ものがたり」展が開催された。会館の地元地域の人 々との協力で実現した同展は、老人クラブ会長による貴重な古地図や写真を通し、小滝町 (現・東中野5丁目)の歴史を紹介 ▼ここは、中国の周恩来総理が若き日、日本留学の際に下宿していた地であり、牧口初代 会長が座談会に訪れた有縁の地でもある。平和と民衆の幸福のために戦った偉大な二人の 生涯もパネル展示され、町会長をはじめ、近隣の人々に反響を呼んだ ▼「学会の会館で私たちの地域を紹介する展示が開催され、うれしく思います」との声や 縁深き周総理と、初代会長の遺志を継ぎ平和行動を貫く池田名誉会長との会見から30 周年″を知った友から感動の声も ▼今年9月、中野の同志が参加した中国・福建社会科学院名誉教授の授与式で厳院長は 「池田先生ありて、ついに1972年、中日両国の国交正常化が実現」と。名誉会長の命 をかけた日中国交正常化提言がいかに重要だったか。それを熟知した周総理と名誉会長の 出会いは、病床の総理が命をかけても会わなければ″と実現。「信義」と「友情」が魂 の共鳴を奏でている ▼今、友との語らいの花が万朶と。わが周囲に、わが地域に、信義と友情の輪を広げたい。 (心) 北斗七星 2004.11.13 ◆先日、5年ぶりに運転免許を更新した。更新時の講習では、今月1日に施行された改正 道路交通法の目玉である「運転中の携帯電話使用に対する罰則の適用」が真っ先に伝えら れた ◆今回の改正で、運転中に携帯電話を持って通話したり、メール送受信のために画面を注 視したりすると減点1点、反則金は普通車で6000円。反則金を払わないなど悪質な場 合は5万円以下の罰金が科される ◆施行から3日間で全国で6021人がこの摘発を更けた。違反切符を切られ、「違反だ と知ってはいたが、つい使ってしまった」などと不服げな人もいたという。だが、事故を 起こせば人命にかかわる問題だ。「つい」が通るわけがない ◆実際、携帯電話の使用者による交通事故は昨年、人身事故だけで2597件も起きてい る。死者は34人に上る。交通事故の死者数は事故発生後24時間以内の死亡に限られる。 それ以後に亡くなった人を含めれば、より多くの人命が失われているのだ ◆今回は規制外となったハンズフリー使用中の事故も少なくない。携帯電話を手に持たず に通話できても、話に気を取られることもある。やはり運転中は自粛すべきだ ◆今や携帯電話は生活必需品と言えよう。確かに便利である。だが、その利器も使い方次 第で尊い人命を奪うことにもつながることを全運転者が自覚したい。  (翼) ☆「わが友に贈る」☆ 青年時代は 土台づくり。 広布の労苦は 一生涯の宝だ。 勇んで自己を鍛えよ!