新・人間革命  羽ばたき 三十一 (2926)  山本伸一は、正本堂の重要な意義を明らかにした日達法主の話を、深く胸に刻みながら、 固く心に誓った。 私は、全精魂を注いで、この正本堂を建設しよう! 人類の文化遺産となる世界最高峰 の、荘厳な宗教建築にしなければならぬ……″ 「意志ある所に道あり」との諺がある。一切は強き決意から始まる。  聖教新聞では、この日達法主の話を受けて、「正本堂の建立は実質的な戒壇建立と同じ 意義をもつ」と報道した。  また、宗門の機関誌である「大日蓮」でも、日達法主の発表を、次のように報じている。 「戒旦に対する一般の見解についての誤りを御指摘なされたあと、戒旦の大御本尊は大石 寺の正本堂にご安置申し上げるのが、もっともふさわしい、という趣旨を述べられ、正本 堂建立が実質的に戒旦建立と同じ意義であるという、日蓮正宗の奥儀にわたる重大なお言 葉があった」(昭和四十年三月号)  三月二十六日の第二回建設委員会では、正本堂建立のための供養を呼びかける、御供養 趣意書が作成された。  この趣意書では、日達法主の発表をもとに、正本堂の建設は実質的な戒壇建立であるこ とを訴えている。  そこには、宗門の総監をはじめ、僧侶二十一人も名を連ね、当時、宗務院教学部長であ った阿部信雄の名もある。  阿部は、後に法主日顕を名乗り、やがて、先師の日達法主の業績である総本山の建物を 次々と破壊し、なんと八百万信徒の赤誠によって建立された、この正本堂をも破壊するの である。  趣意書を目にした全国の学会員は、欣喜雀躍して語り合った。 「正本堂の建立は、実質的な戒壇の建立になるんやね。戒壇の建立は、まだまだ先のこと や思ってたから、感激やわ」 「広宣流布の時が迫りつつあるということや。もっと頑張って活動せなあかんちゅうこっ ちゃ。  それにしても、この正本堂の御供養に参加できるやなんて、ほんまに千載一遇やな」 「この七百年間、誰もこんな機会には恵まれへんかったんや。私も頑張りまっせ!」  十月の供養の受け付けに向かって、皆が決意を新たにした。 名字の言 2004.11.15 ▼新潟県中越地震、台風の水害など自然災害が続く。被災地の皆さまの不安とご苦労を思 うたび、胸が痛む。一日も早い復興を祈り、願う ▼新潟の同志の心の支えとなっているのは、池田名誉会長の激励である。「大切な 新潟 同志の 苦労をば 我らも同苦し 幸福祈らむ」。赤誠あふれる和歌を胸に、涙とともに 皆が再起を誓っている ▼草創の先輩の、入会時の思い出を聞いたことがある。重症結核で、医師からあと数カ月 の命との宣告。しかし、信心で治るとは信じられず、自暴自棄の日々。そこへ、遠隔の地 に住む先輩が、夜行列車で何回となく激励に ▼ある日、早朝着くなり「さあ、一緒に全快を祈ろう」と。先輩は一日中、祈り続けた。 最後の30分は、さすがに自分も正座し、後ろで共に唱題した ▼先輩は指導めいたことも言わず、また夜行列車で帰っていった。この真心に応えねば 人間ではない!″。この日から真剣な信心の実践が始まった、と。もちろんこうした行動 は状況による。が、至誠の励ましは、必ず相手の心の扉を開くことを銘記したい ▼名誉会長のあらゆる言動は「負けるな! 希望を持とう!」とのエールに満ち満ちてい る。我らも、友への全魂の激励に徹する日々でありたい。(弥) 北斗七星 2004.11.15 ◆世界遺産の屋久島。そのシンボルともいえる縄文杉(推定樹齢7200年)のクロ―ン 苗2本が、熊本県菊陽町で育てられることになった ◆7日、同町の杉並木公園の一角に植樹された苗木は、九州森林管理局と林木育種センタ ー九州育種場が同町に無償譲与した。縄文杉が海を渡り他の土地で育てられるのは初めて。 次世代に伝える貴重な財産として生育が待たれる ◆菊陽町と屋久島の結び付きは、約400年前、加藤清正が豊後街道沿いに屋久島から取 り寄せた杉を植栽して以来といわれる。94年5月、同町と屋久町は姉妹都市となり、交 流を続けている ◆クローン苗木は、稀少樹種や天然記念物等の遺伝子を収集・保存することが目的の「ジ ーンバンク事業」(農水省)の一環。「林木遺伝子110番」等として増殖サービスを行 い、屋久島では今年4月、銘木16種、113本が「里帰り」植樹された ◆林木資源は、古くから木材、木の実、医薬品等の形で人類に恵みを与えてきたが、地球 規模の環境変化で減少傾向に。絶滅の危機にある樹種も多く、遺伝資源の収集・保存が不 可欠になっている ◆19日には沖縄・西表島でも、林木育種センターが収集、増殖した絶滅危惧種のヤエヤ マシタンや危急種のセイシカなど28樹種が亜熱帯樹木展示林に記念植樹される。樹種の 保存・増殖への期待は大きい。(尚) ☆「わが友に贈る」☆ 御聖訓に女性と 争うことなかれ″ わが創価家族は 女性を大切に! 最大の礼儀を! ★今週のことば★ すべてに勝利の 創立の日、万歳! 偉大な同志に感謝。 「異体同心」で 新たな勝ち戦を!           11月15日