公明新聞 編集メモ 2004/11/18 何とも物騒な"弾圧心得"の復活  やはり、共産党の常識は世間の物差しと、だいぶ隔たりがあるようだ。  11月16日付の産経新聞は「共産『弾圧心得』を復活」との見出しで、党員必携 とされる来年の「赤旗手帳」の付属資料に、警察や公安当局への対処の仕方をこ まごまと指示した「不当弾圧にたいする心得」が6年ぶりに復活したことを報じ ている。  この「赤旗手帳」、体裁は、日程を書き込めるごく普通の手帳のようだ。だが、 党綱領などとともに、この「心得」が別冊でしっかり差し込まれているところが この手帳の特徴。「いつも身近において参照するのに最適」との触れ込み付きだ。  果たして、いつも身近において"心得"なければならないことは、どのような ものか。  「心得」について、新聞報道では「反動支配層側の弾圧、介入と戦い、克服す ることなしには国政革新の事業に勝利することはできない」と指摘した上で「尾 行や聞き込みに気づいたときには抗議してやめさせる」「警察官の職務質問、任 意同行、任意出頭に強制力はなく、応じる必要はない」「逮捕されたら黙秘」 「捜索、押収の際には裁判所の令状を確認する」――など、事細かな指示がびっ しり列挙されていることを紹介している。  スマイル・ソフト戦術の一環からか、2000年版から「心得」は、手帳から 姿を消していたが、ここにきての復活は、昨秋の衆院選で逮捕された同党関係者 が「『黙秘』を貫けなかった」(産経)ことから「『不当弾圧からの防衛意識』 を強めた」(同)のだそうだ。世間向けの、擬態のソフト・イメージとは裏腹の 革命政党としての恐持ての部分をのぞかせたもので、タガのゆるみを警戒しての 党内規律の引き締めの狙いのようだ。  それにしても、警察に目を付けられたらどのように対処するか、などという "心得"を日常的に携帯しなければならないこと自体、物騒な話で、かなり異常 でゆがんでいる。普通の政党ではとても考えられないことだ。    (憲)