2006.3.3SP  方面長会議での名誉会長のスピーチ ◆◆◆ 春へ! 創価の女性は太陽 ◆◆ 幹部が動け 邪悪と戦え    ── 「婦人部の声を聞け」「女子部を育てよ」    ── 陰で支える人に励ましの光りを 【名誉会長のスピーチ】  一、「母親は、一家の太陽。心は、その温(ぬく)もりを求めるのです」  19世紀ペルーの女性作家マト・デ・トゥルネルの言葉である。  麗(うるわ)しき婦人部、女子部の皆さま方こそ、「創価の太陽」である。  ひとたび、太陽が昇れば、闇は消える。雪はとけ始める。  冬から春へ! 希望の光で未来を照らすのが婦人部、女子部の皆さまである。  現在の隆々(りゅうりゅう)たる広宣流布の大発展も、創価の女性の皆さま 方が戦ってくださったおかげである。  また、この2月も、各方面で女性の活躍が際立っていた。  この場をお借りして、「大変にありがとうございます!本当にご苦労さまで した!」と心から感謝申し上げたい(大拍手)。 ◆難を受けてこそ  一、日蓮大聖人は厳しく仰せである。  「経文には、人々に憎まれるほど、厳然と正法を受持し、弘めるのが、末法 の法華経の行者であると説かれている。  そうであるのに、難を受けず、人によく思われ、人の心に従って、皆から貴 いと思われているような者は、法華経の敵であり、世間の悪知識であると思い なさい」(御書556ページ、趣意)  現実に「難」を受けたかどうか。そこに真実の正義の証(あかし)がある。  一、また大聖人は、「法華経を受持する女性は、他の一切の女性にすぐれる だけでなく、一切の男性にも超えている」(同1134ページ、通解)と仰せ である。  広宣流布に進む女性ほど尊貴(そんき)な人はいない。  真剣で聡明な女性の声が、「新しい時代」を開くのである。  幹部は、もっともっと、婦人部、女子部を大事にし、女性の皆さんが持てる 力を自由に発揮できるようにしていかねばならない。そこに学会が、さらに未 来に伸びていく「ホシ」がある。  もしも男性の幹部のなかに、女性を下に見たり、アゴでさしずをするような 態度の者がいれば、とんでもないことだ。絶対に許してはいけない。  女性の目は鋭い。  悪を許さない純粋さがある。悪と妥協しない真剣さがある。  女性の声が、「権力悪の歯止め」になるのだ。  女性の声を最大に尊重し、その声に謙虚に学んでいこうという「心」を持て るかどうか ── ここに学会の「万代(ばんだい)の勝利」の道がある。  「心こそ大切なれ」(同1192ページ)である。この点を男性幹部は強く 自覚していただきたい。  一、ともあれ、大事なのは、女子部を増やし、育てていくことである。  婦人部、壮年部など各部が、「女子部を育てよう」という気概をもってもら いたいのだ。  少子化の問題など、不安の渦巻く現代ではあるが、女子部が健在であれば、 学会は微動だにしない。希望の未来が洋々と開けていく。私はそう確信してい る。  広布に戦う女子部の友に、ペルーの女性作家マト・デ・トゥルネルの言葉を 贈りたい。  「人生は戦いなのです。正義を葬(ほうむ)るのは、無知の証なのです。ど んなことにも屈しないことこそ、勝利なのです!」  何事にも屈しない。負けない。粘り強く、前へ前へ進んでいく。それが創価 の青春である。  女子部の皆さんの活気あふれる前進に心から声援を送りたい(大拍手)。 ◆友を鼓舞せよ  一、きょうは、全国の方面長、方面婦人部長の皆さんが集ってくださった。 大事な会議である。  永遠の創価城の構築のために、戸田先生の遺言ともいうべきご指導に学んで まいりたい。  戸田先生は言われた。  「幹部だ。幹部で決まる。指導者が自分を変えるしかない」  権力を持つと、人間は魔性(ましょう)に毒される。  魚も頭から腐る。  組織も、ダメになるのは「上」からだ。  幹部は、常に常に「慢心」を排し、自身を変革していくしかない。  戸田先生は、こうも指導された。  「今こそ、最高幹部が目の色を変えて働く時だ。そして同志を守り、新たな 突破口を開いていけ」  最高幹都ならば、結果を出すことだ。「さすがだ」「立派だ」といわれる模 範を示すことだ。そして、第一線の同志を守っていくのである。  「座談会にせよ、講義の席上にせよ、指導者は、学会精神の鼓舞をはかれ」 ── これも戸田先生の指針である。  歓喜も決意もなく、連絡事項を伝えて終わり ── それでは、せっかく来て くれた皆さんに申しわけない。  集った友が「やろうじゃないか」「戦おうじゃないか」と燃え上がって帰っ ていくような会合にしていく。それが幹部の使命である。  また先生は、「指導者が大局を見ていることが大事なのだ」「動きを見て、 どこへ手を打つか考えよ」「いつも四手先、五手先まで考えていけ」と指導さ れた。  皆が楽しんでやっていけるように手を打つのが名指揮である。同志を苦しめ るのは下の下である。いわんや、いばる幹部など論外である。それが先生の教 えであった。  さらに戸田先生は厳しくおっしゃった。  「きょうの学会は、きのうの学会ではない。今年の学会は、去年の学会であ ってはなるまい。一日また一日、一年また一年の充実を心がけよ!」  日々、前進!  日々、挑戦!  日々、成長!  日々、感動!  これが我らの「広宣流布の人生」である。 ◆◆ 戸田先生と師弟不二で築いた創価学会を守れ ◆真実の歴史を  一、私は、約十年にわたって、戸田先生にお仕えした。  戸田先生が事業に失敗され、再建へ苦闘しておられたときが、私にとっても 一番苦しい時代であった。  莫大な借金。批判と中傷の嵐。さすがの先生も憔悴(しょうすい)しておら れた。  社員は、一人去り、二人去り、最後に残ったのは実質的に私一人。  体が弱かった私は、疲れた肉体に鞭打ちながら働いた。給料は何カ月も遅配。 冬でもオーバーもなかった。無理に無理を重ねた。  しかし、先生の事業の一切を担い、一歩も退かなかった。生命をかけた死闘 のなかで、事業の再建の目途をつけ、断固、先生をお守りした。  そうやって、戸田先生が、学会の第2代会長になられる道を敢然と切り開い たのである。  戸田先生と私の「師弟不二の闘争」がなければ、現在の学会はない。  「師弟不二」が創価学会の魂なのである。  方面長、方面婦人部長の皆さんは、学会の最高リーダーである。責任も使命 も大きい。  創価の永遠の興隆のために、最高幹部の皆さんには、真実の歴史を語ってお きたい。 ◆スピードで勝て  一、2月26日は、青年部の1級試験である。  幾万の若き求道の友が挑戦している。受験者、また役員の皆さま方、ご苦労 さまです!  皆さまに心からの賞讃と感謝をお伝え申し上げたい(大拍手)。  学会には、陰で黙々と支えてくださっている人がたくさんいる。  警備の仕事、屋外での整理や救護の役員、守る会の方々、そのほか、広布の ために懸命に尽力されている同志を、サーチライトをあてるように探し出して、 激励の手を差し伸べていく。  それが指導者の役目である。  「指導者は自分で正しい事実を認識していくことが大切だ」と戸田先生もよ く話された。  私も、何十年もの間、四六時中、激励の手を打ち続けてきた。夜中も海外か らの連絡やファクスが間断なく入ってくる。  それに、どれだけ迅速に対応していくか。  「勝敗を決する重大な要素の一つは、スピードである」 ── これも戸田先 生の指導である。  学会はスピードで勝ってきた。  一、ともあれ、今や教学試験は、世界の各地で行われている。最近も、アメ リカの教学実力試験が8言語で実施され、3万人が参加した。インドの任用試 験には6500人が挑戦した。  さらに、たとえば、アジアでは、韓国、台湾、マレーシア、フィリピン、イ ンドネシア、カンボジア、スリランカなど、中南米では、メキシコ、ニカラグ ア、ボリビア、キューバなど、そして、アフリカのザンビアでも、教学試験が 真剣に行われている。  この秋は、欧州全体の任用試験も予定されている。  ますます、日本の私たちが、「行学の二道」の模範を示すべき時代である。 ◆臆病になるな!  一、大聖人は、厳格に戒めておられる。  「わが一門の中でも、信心を貫き通せない人々は、(初めから信じないより も)かえって罪があるのです。(地獄に堕ちて、その時)日蓮をうらんではな りませんよ。 少輔房(しょうぼう)、能登房(のとぼう)ら(退転した門下の末路)を、よ くごらんなさい」(御書1168ページ、通解)と。  幹部でありながら、信心を失い退転する。学会に反逆する。これ以上の哀れ な末路はない。  だからこそ、威張って同志を苦しめる幹部、学会利用の堕落した幹部が現れ たならば、厳しく責め抜いていくことだ。それが慈悲である。  戸田先生は、「臆病者は大聖人の弟子たる資格はない」と叱咤(しった)さ れた。  たとえ相手が上位の幹部であっても、下から上へ言っていくのである。  婦人部、女子部の皆さんも、悪に対しては、断固として、正義の声をあげ、 糾弾していただきたい。  19世紀ペルーの女性作家カベヨ・デ・カルボネラは叫んだ。  「裏切り、醜行(しゅうこう)、反逆は、狂気の沙汰というよりも、人間の 弱さが起こすのです」  この通りである。  女性の皆さん、よろしく頼みます! ◆戦う青春たれ  一、青年部の代表も参加している。  戸田先生がお好きだった文豪の一人に吉川英治氏がいる。氏が、ある裕福な 青年に語った有名な言葉を紹介したい。  「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味(おい)しいものを食べ 過ぎていると云う事はこんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性が薄 れて行くと云う事は青年として気の毒な事だ」(『吉川英治とわたし』講談社)  戦う青春ほど美しいものはない。そこに真の喜びがあり、充実がある。学会 は正しいのである。  アメリカ・.ルネサンスの旗手ソローは言う。  「ぼくたちは、正直であるというだけでは十分ではない。正直に対処すべき 高尚(こうしょう)な目的をいだき、それを実行しなければならない」(島田 太郎訳、『アメリカ古典文庫4H・D・ソロー』所収、研究社)  大事なのは「実行」である。まっすぐに学会精神で進んでいくことだ。  戸田先生は叫んだ。  「仏法は勝負だ。闘争を開始するからには、それだけの準備と決意と闘魂を もって、断じて勝つのだ!」  ひとたび戦いを起こすならば、断じて勝とう!勝って勝って勝ちまくってい こう!  きょうよりまた、「異体同心」のスクラムで、新たな常勝の歴史を綴ってま いりたい。  各方面にお帰りになられましたら、皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えく ださい。本当にありがとう!(大拍手)             (2006・2・25)