2006.4.25SP ――――――――――――――――――――――――――――――――――   第59回本部幹部会 中部・北陸総会での名誉会長のスピーチ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆◆◆ 広宣流布へ正義の大行進を 異体同心の鉄壁の団結で! ◆◆ 我らの5・3を世界が賛嘆     ── 大勝利で迎えた"創価の元旦"おめでとう ◆≪ユゴー≫"偉大な人物の1年は10年、100年に匹敵" 【名誉会長のスピーチ】  一、きょうは素晴らしい晴天となった。  中部の総会、そして北陸の総会、本当におめでとう!(大拍手)  また本日の会合は、聖教新聞の創刊55周年を記念する配達員大会でもある。  配達員の皆さま方!  毎日毎日、ありがとうございます。深く感謝申し上げます!(大拍手) ◆仏の如く敬え  一、さらに、海外の方々、遠いところ、ありがとう!ご苦労さまです!(大 拍手)  「当(まさ)に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」と、 法華経には説かれている。  広布の同志を仏のごとく敬え! ── この姿勢がリーダーにあれば、世界広 布は自然のうちに進んでいく。それが戸田先生の教えであった。  海外の同志に、この「当に仏を敬うが如く」の心をもって、皆で最大の拍手 を送りたい(大拍手)。  日蓮大聖人の仏法の根本は、「広宣流布」の一点にある。  自分が妙法を唱えるのはもちろんのこと、世界の人々に妙法を弘めていく。 一閻浮提の広宣流布が、大聖人の究極の念願であられた。  わが学会は、あらゆる三障四魔を乗り越えて、大仏法を弘めてきた。  その広がりは、今や世界190カ国・地域にわたっている。釈尊の時代以来、 仏教の歴史上、初めての壮挙である。  このうち、きょうは、23力国・地域の代表の皆さん方が出席してくださっ ている。本当にありがとう!ようこそ!(大拍手) ◆わが人生に充実の年輪を  一、フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーは、こう綴った。  「偉大な人物とは、多く感じた人、多く生きた人のことである。偉大な人物 は、数年間に凡庸(ぼんよう)な人物の長い生涯の数倍も生きた。偉人の一年 は他の人々の十年にも、一生にも当るのだ」(榎本秋村訳『ユウゴオ論説集』 春秋社書店。現代表記に改めた)  この一文は、我らの人生のあり方をも示している。  広宣流布という大偉業に進みゆく地涌の菩薩は、はかりしれぬほど、意義あ る生を送ることができる。  十年にも、一生にも匹敵する一年を!  私は、この精神で戦ってきた。それを現実のものとしていく力が、妙法蓮華 経である。  5月の3日は、学会の元旦である。この日を原点として、私たちは一年、ま た一年、人の何十倍、いな、何百倍も充実した年輪を、刻みに刻んできた。  学会とともに歩む皆さまは、不思議な縁で結ばれた、偉大なる方々なのであ る。  大勝利で迎える5月3日、本当におめでとう!ありがとう!(大拍手) ◆友を讃える顕彰(けんしょう)  一、今、世界からうれしいニュースが続々と寄せられている。  アメリカでは、人権運動の闘士マーチン・ルーサー・キング博士の母校であ る、モアハウス大学のキング国際チャペルが、5月3日を「師弟の日」として 宣言してくださるとうかがった(大拍手)。  台湾SGI(創価学会インタナショナル)は、堂々と、「社会優良団体賞」 を連続13回、受賞されている。おめでとう!(大拍手)  また、シンガポールも、意義深き「シンガポール国家青年賞」、万歳!(大 拍手)  青年の活躍が、本当に素晴らしい。社会で絶讃されている。  各地での顕彰は、すべて同志の皆さま方のおかげである。  韓国では、晴れやかな「幸福幼稚園」の起工式、おめでとう!(大拍手)  デンマークでは、創価教育への共感が広まっている。  私は現在、デンマークを代表する教育者の一人であるヘニングセン先生と対 談を進めている。デンマークの方はいらっしゃいますか。〈会場から元気な返 事が〉  ありがとう!(大拍手)  デンマークは、私がヨーロッパ広布の第一歩を踏み出した国である。懐かし い、素晴らしい天地である。  また、オセアニアの皆さま方も、各地から、ようこそいらっしゃいました。 ありがとう!皆、拍手で迎えましょう!(大拍手)  新しく誕生した「西オーストラリア会館」には、地元の州の前首相も来館し、 祝福された。  帰られましたら、皆さんによろしくお伝えください。  〈ここで代表が立ち、「ニュージーランド青年部は、先生とともに、永遠に 戦います!」と高らかに宣言した〉  ありがとう!皆さんによろしく!(大拍手)  そして、スリランカは、ランジット・ルーパーシンハ新理事長の誕生、おめ でとう!(大拍手)〈ルーパーシンハ新理事長が、立ち上がって参加者に手を 振る〉  手の振り方が、堂に入っている(笑い)。音楽があり、芸術がある。彼は、 測量学の学究者である。そして、奥さまは、わが創価大学の誉れの卒業生であ る(大拍手)。 ◆◆ 新しい挑戦を開始せよ!     ── リーダーは〔油断〕〔増上慢〕〔威張り〕を排せ     ── 対話の種を! 結んだ仏縁は必ず花開く ◆自身を常に革命せよ!  一、戸田先生のお言葉をお伝えしたい。  私は、戸田先生の話されたことは、すべて遺言と受け止めた。  ゆえに私は、先生のお言葉を、毎日、克明に書き留めていった。  当時、テープレコーダーなどは高価だった時代である。妻も一緒に、夜遅く まで清書してくれた。  師の遺言を、一言も余さず、また過(あやま)たず、後世に残す。これが私 たちの決心であった。  先生は、こう申された。  「人材を日に日に育成し、抜擢(ばってき)して、適切に登用していくこと が、学会の大方針である。これを忘れるな」  さらに、「新しい息吹を入れることが、組織を腐らせぬ唯一の方法である」 と。  指導者は、「油断」「慢心」「増上慢」「威張り」 ── これらを、自他と もに、厳しく戒めていかねばならない。そして、これからの青年を誠実に面倒 を見て、育てていけ。これが、戸田先生の遺言であった。  私は、その先生のお言葉通り、寸分も違わず実践し抜いてきた。  だから学会は大発展したのである。この精神を、決して忘れてはならない。  ともかく、たえず自分自身を革命していく以外にない。すべては、人間革命 が根本である。  自身の人間革命を忘れたとき、堕落が始まる。  これまでも、皆の力で偉くさせてもらいながら、その大恩を忘れ、自らの醜 い欲望の虜(とりこ)となり、同志を裏切っていった人間がいた。そのような 人間は、清らかな信心の世界から追放していくしかない。  そういう存在を許し、まじめな同志が苦しむようなことがあってはならない。 それでは、純真な学会員がかわいそうである。  仏の敵とは徹底して戦い、追放せよ! これが、御書に仰せの精神である。  本当に正しい、正義の学会を、異体同心の学会を、つくり続けていこう!(大 拍手) ◆不老長寿の妙法で若々しく!  一、世界最高峰のエベレストに初めて登攀(とうはん)した登山家、ニュー ジーランドのヒラリー卿は言った。  「年を重ねるにつれて、新たな挑戦が自分の中に湧いてくる」(ニュージー ランド研究同人会編著『ニュージーランドの思想家たち』論創社)  何歳になっても、新しい何かに挑戦する人は、若々しく生きていける。それ が真の人生である。  いわんや私どもは、不老長寿の最高の法である南無妙法蓮華経を持っている。  妙法とともに、いよいよ若々しく、広宣流布と人生の最高峰へ、お互いに、 楽しく、粘り強く挑み続けて、勝っていこう!(大拍手)  いかなる地位を得たとしても、自分勝手に生き、妙法の世界を裏切った人間 の末路は悲惨である。  地味ではあっても、人々のため、法のため、まじめに生き抜いた人が、最高 の幸福に包まれていくことは間違いない。  なお、このヒラリー卿は、私に署名入りの書籍を贈ってくださった。  世界に広がる友情は、私の最大の宝である。そうした友人たちが、それぞれ の国で、大切なわが同志を温かく見守ってくださっている。本当にありがたい ことである。 ◆大発展の中部  一、大中部の総会、おめでとう!よくきたね!(大拍手)  中部には、かつて卑劣な宗教弾圧を企てた輩(やから)も現れた。同志の皆 さまは、大変、悔しく、苦しい思いをした。  しかし、わが中部は、三類の強敵と、勇敢に、執念を燃やして戦った。戦い 抜いた。そして、勝った。すごいことである。  中部は素晴らしい発展を遂げている。伸びゆく地域とともに、我々は、偉大 な"人材のビルディング"を建設してまいりたい。  大野総中部長、松原中部長の二人には、仲良き名指揮をお願いしたい。  "学会は本当にすごいな!"と賞讃されるような、大中部の人材城を築いて いきましょう!(大拍手) ◆祈りは叶う!  一、戸田先生の故郷・北陸の栄光の総会、万歳!(大拍手)  北陸の皆さんは、本当によく頑張ってこられた。人材が、どんどん出てきて いる。  皆、偉くなりなさい。皆、幸福になりなさい。負けてはいけない。せっかく の人生、それではつまらない。  「祈りとして叶わざるなし」の信心である。幸福になる。必ずなれる。なれ ないのは、本当の信心ではない。  中部も、北陸も、青年部が立派に成長している。私は、すべてわかっている。 ◆富山からの便り  一、私のもとには、全国、全世界から、さまざまな報告が入ってくる。この ほど、富山県の婦人部の方から、うれしい知らせをいただいた。  富山では、大きく折伏が進み、岐阜との県境にある奥深い山間の地でも、支 部副婦人部長が、一人のご婦人に仏法対話をされたという。  対話の中で、そのご婦人は、「じつは……」と、ある思い出を語ってくださ ったそうである。  報告には、大要、こう記されていた。   ── そのご婦人は、もう何十年も前、幼子を連れて、名古屋のほうへ向か う列車に乗り込みました。  列車の中は、大変な暑さだったので、子どもは耐えきれず、ぐずり始めたそ うです。  するとそのとき、そばに座っていた若い男性が、子どもを優しく扇子であお いでくれ、そのうえ、弁当まで買って、笑顔でごちそうしてくれました。  ご婦人は、「なんと親切な方だろう。世の中には、こんないい人がいるのか!」 と胸がいっぱいになりました。  その男性との別れ際、お礼を申し上げると、一枚の名刺をくれました。そこ には「池田大作」と記されていたというのです。  この方は、今も鮮烈に、この感動的な思い出を胸に刻んでいます ──  そのご婦人が、このたび入会されたのである(大拍手)。  ともあれ、ひとたび結んだ仏縁は、必ず花開く。  御書にも「成仏の種(仏種)は、縁によって生じます」(1467ページ、 通解)と明快に仰せの通りである。 ◆◆◆ 師弟の大闘争ありて大思想は永遠に輝く ◆◆≪わが池田門下生に贈る御聖訓≫ 「味方よりも強敵が人を成長させる」 ◆「戦う心」が大切  一、現在、私は、中国思想研究の第一人者であるハーバード大学のドゥ・ウ ェイミン教授と対談を行っている。〈月刊誌「第三文明」で連載中〉  ここでは「世界の四聖(しせい)」と謳われる釈尊、孔子、ソクラテス、イ エスという「人類の教師」たちの足跡(そくせき)も話題となった。  ご存じの通り、この4人とも、同時代の人々からは激しい中傷や迫害を受け た。苦難の連続であった。  簡単に人々からほめたたえられて、偉くなる。そんなのは嘘だ。本物ではな い。  釈尊は「九横の大難」(くおうのだいなん=九つの大難)を受けた。悪人に 妬(ねた)まれ、命を狙われた。  孔子は14年もの間、亡命生活を余儀なくされた。  ソクラテスとイエスは罪人として処刑された。  にもかかわらず、なぜ後世の人々から仰がれる存在になったのか。  それは、弟子たちが戦って戦って戦い抜いて、わが師匠を宣揚(せんよう) し続けていったからである ── これが対談の一つの結論であった。  「牧口先生の弟子である戸田先生も、戦って戦い抜いて、師を宣揚した。戸 田先生の弟子である私も、そうだ。  これが本物の弟子である。  役職や立場ではない。大切なのは「戦う心」である。「行動」である。その 人が最高に尊いのである。  皆さんも、本物の弟子であってもらいたい。  師弟の道に生き抜いた名誉は、永遠に輝いていく。これが仏法である。妙法 なのである。 ◆師の分身として  一、崇高なる正義の師匠は、必ず迫害されるものだ。  牧口先生も迫害された。戸田先生も迫害された。私も、そうだった。  そして、こうした苦難が、弟子たちを「本物」と「偽物」とに峻別するので ある。  これまで、学会の最高幹部の中から退転者が出たこともあった。  また、古くは大聖人の高弟であった六老僧のうち、日興上人を除く5人が、 ことごとく師の教えに背いた。  惰弱(だじゃく)な弟子は、やがて消え去り、真の弟子のみが、師匠の「一 体不二の分身」として鍛え上げられる。そして、残った直弟子(じきでし)が、 命を賭して師の仇を討つのだ。  歴史に照らして、この「師弟の闘争」こそ、大哲学、大思想を永遠ならしめ ていく重要な方程式なのである。  第3代会長の私は、厳然と創価学会をつくりあげてきた。  牧口先生、そして戸田先生のお二人を、人類史に輝きわたる大偉人として宣 揚できたことは、私の最大の勝利である。私は勝った(大拍手)。  ドゥ教授も深く共鳴しておられた御文がある。  それは、「味方よりも強敵こそが、人をよく成長させる」(御書917ペー ジ、通解)との御聖訓である。  私は、この御文を、真実の池田門下生である若き諸君に贈りたい。  頼むよ!〈会場から「ハイ!」との大きな返事が〉 ◆◆◆ 希望の太陽 婦人部に最敬礼!     ── 「創価学会母の日」いつも本当にありがとう! ◆◆≪御聖訓≫「妙法に生きる女性は必ず仏になる」 ◆幸福への道  一、5月3日「創価学会母の日」、おめでとう!(大拍手)  皆で、お母さんに最敬礼したい。そして"希望の太陽"である婦人部の皆さ んに最敬礼したい。  それが学会のいき方である。  大聖人は仰せである。  「たとえ、太陽と月が地に落ち、須弥山(しゅみせん)が崩れたとしても、 (妙法を持〔たも〕った)あの女性が仏になられることは疑いない。なんと頼 もしいことであろうか。なんと頼もしいことであろうか」(同1390ページ、 通解)  妙法に生き抜く女性が、幸せにならないわけがない。必ず最高に幸福な人生 を歩んでいける。  創価の母たちを、そして娘たちを全宇宙の仏菩薩(ぶつぼさつ)が讃え、断 固として守ることは、絶対に間違いないのである。  学会の世界にあっても、男性のリーダーは女性を最大に大事にしていただき たい。当然のことであるが、将来のために、あえて申し上げておきたい。  もしも、母や娘がいじめられたら、家族はどれほど悔しいか。  女性を下に見て、叱ったり、アゴで使ったり、そうしたことが絶対にあって はならない。  そういう悪党を見たならば、直ちに声をあげ、徹して糾弾(きゅうだん)す るのが、本当の慈悲である。厳然と正していかねばならない。 ◆強く朗らかに! ヤング・ミセス  一、とくに戸田先生は、ヤング・ミセスを大きな慈愛で包み、育てていかれ た。  「女子部から婦人部になって家庭に入ると、家事や育児などに追われ、一度 は、もみくちゃになってしまう。それに負けずに、その中から立ち上がって、 たくましく伸びていくのが、本当の信心なんだよ」と語っておられた。  信心は、人間が生きていくうえでの根本の力である。  だから、この信心だけは、何があっても手放してはいけない。  大事なヤング・ミセスの皆さま方である。  どうか、強く、また強く、そして、賢く、朗らかに進んでいただきたい。お 願いします!(大拍手) ◆◆◆ 女子部の皆さん! 一人ももれなく健康に! 幸福に! ◆◆◆ 常楽我浄の人生を      ── 創価女子会館から「勝利の門」を開け ◆女子部の使命  一、さらに戸田先生は女子部に対して、こう言われた。  「この妙法が正しく、絶対に功徳のあることを証明し、次の世代に教えてい くのは、いったいだれか。  女子部の皆さんの力は、あまりに大きい」  戸田先生は、世代から世代へと信心を伝えゆく尊き女子部の使命を鋭く見抜 いておられた。  そして、先生ご自身が、一人ひとりの女子部員に心を砕かれ、大切にしてい かれた。  この戸田先生のお心にそうように、私もまた今日までやってきた。  いかなる団体も、女性が生き生きと活躍し、持てる力を存分に発揮している ところは伸びている。女性を大事にしたところが勝っている。  女性だからといって、それだけで下に見るような男性がいるならば、時代錯 誤も甚だしい。  家庭にあっても、娘さんが幸福であれば、一家の「繁栄の門」は大きく開か れていくものだ。  大聖人は、「女子は門を開く」(御書1566ページ、通解)と仰せである。  女子部の皆さんの活躍もまた、広布の「希望の門」「勝利の門」「未来の門」 を無限に開いていくのである。この方程式を忘れてはいけない。  その意味で、学会の永遠の発展の象徴ともいえる、創価女子会館の誕生を、 私は心から祝福申し上げたい。  本当におめでとう!(大拍手)  ともあれ、私と妻は、創価女子会館の完成を心待ちにしながら、「この創価 の女性の城に集い合う乙女は、一人ももれなく健康であれ!一人ももれなく幸 福であれ! 常楽我浄(じょうらくがじょう)の人生であれ!」と祈りに祈って きた。  それが私と妻のいつわらざる気持ちであることを知っていただきたい(大拍 手)。 ◆尊き無冠の友の無事安穏を祈る  一、さて、フランスの大思想家ルソーは「《正義》とか《人間愛》というの は庶民の用語である」と綴っている(宮ケ谷徳三訳「第2部ロマンと現実」、 『ルソー全集別巻1』所収、白水社)。  庶民の中にこそ、「正義」はある。  民衆の中にこそ、「人間愛」は脈打っている。  大思想家は、こう喝破(かっぱ)したのである。  学会において、最も誇り高く、正義と人間愛を体現しているのは、最前線で 戦う同志の皆さまである。  大事なのは、会員である。幹部ではない。会員を見ていくのである。  会員の皆さんが健康であり、幸福であり、湧き上がるような信心の喜びを感 じているかどうか。  それが一番大事なことである。  私と妻は、日本中、世界中の会員同志の皆さまのことを、御本尊に真剣に祈 らせていただいている。  なかんずく、最も地道に、最も堅実に、広宣流布の道を歩みゆく「無冠の友」 の皆さまの健康と無事安穏を、いつもいつも、ひたぶるにご祈念している。  毎朝、聖教新聞を手にするたびに、心で合掌し、皆さまの尊き献身と労苦に 深く感謝申し上げている。  無冠の友の皆さん、本当にありがとう!(大拍手)  また、きょうは、聖教新聞の創刊55周年、本当におめでとう。  私はうれしい!(大拍手)  仏法とは、「慈悲」の法である。  御本尊に祈り、広布に励めば励むほど、人を思いやり、他者の痛みに同苦で きるようになるのが本当の姿である。  また、大切な同志への感謝と励ましを忘れない人は、自らも、はつらつと、 向上と充実の人生を飾っていけるのである。 ◆◆ 恩師の叫び 青年よ権力の魔性を監視せよ ◆青年しかない!  一、フランスの文豪ロマン・ロラン。彼は叫んだ。  「昨日の裏切りを急いで水に流してしまうことがあってはならない。なぜな ら、そんなふうにして、人は明日の裏切りに座を引渡すからである」  「昨日の裏切りをゆるして、明日の裏切りを正当化することを警戒いたしま しょう!」(道宗照夫訳、『日記』V、みすず書房、現代表記に改めた)  一つの裏切りを水に流せば、必ずまた別の裏切りが起こる。これが歴史の教 訓といえよう。  いわんや、仏法において、恩知らずの破和合僧は、重大な罪である。  絶対に許してはならない。  これまでも卑劣な反逆の人間がいた。  権威、権力の脅しに怯(おび)え、すぐに臆病になる。保身を考え、簡単に 時流に流される。そんな幹部など断じて信用できない。  新たに青年を鍛えるしかない。青年を育てるしかない。  青年、青年、青年……私の心は、その一点から離れることはなかった。  純粋な信心を持ち、邪悪とは勇気をもって戦う正義の青年を一人でも多く育 てたい ── その思いで、新しい時代を切り開いてきたのである。  一、また、ロランは喝破する。  「大事なことは国民の政治教育をして、代議士にたいして絶えず監督を実行 する手段を国民にあたえることである」(宮本正清訳、同)  これこそ、民主主義の土台となる。  戸田先生は「青年は心して政治を監視せよ」と言われた。  民衆が、庶民が、聡明に勇敢に声をあげることである。  権力には魔性がある。それを野放しにして、民衆が苦しめば、恩師の教えに 背くことになってしまうからだ。 ◆真実の歴史を伝え残せ  一、結びに、戸田先生の言葉を贈りたい。  わが心から戸田先生が離れることはない。  一体不二で勝つ。これが師弟である。  師弟に生き抜けば、心は晴れやかだ。後輩も、どんどん育つ。  わが人生の最終章を見事に飾っていけるのである。  先生は言われた。  「百年先のために、真実の歴史を残しておこう!」 私も、戸田先生と同じ思いで、真実を語っている。  真実の歴史を、明確に残していく。 ◆創立80周年の5月3日へ!  一、さらに、戸田先生は断言された。  「広宣流布に励む異体同心の学会こそ、人の和を、最も理想的な形で実現し た団体である」  「たとえ邪悪な輩が何百万あろうと、この金城鉄壁(きんじょうてっぺき) の団結には、絶対に、かなわない」  そういう学会をつくれと期待されていた。  近くは創立80周年(2010年)の5月3日へ、さらに創立100周年(2 030年)、そして創立150周年(2080年)の5月3日を目指して、全 世界の同志とともに、「異体同心の団結」で、また、きょうから、新たな「前 進勝利」の大行進を、威風堂々と開始しよう!(大拍手) ◆三世永遠の同志  一、晴れやかな5月の3日がめぐり来る。ともどもに喜び合いたい。  皆、健康で! どこまでも健康で!  とくに、年配の方は、よく寝ることだ。  女性は、絶対に帰宅が遅くならないよう、周囲も、よくよく配慮していただ きたい。  決して無理をしてはいけない。  皆、長生きして、一緒に人生を生き抜こう!  来世も、その次の世も、永劫に一緒に、最高の人生を生きるのが、妙法の世 界である。  皆さま方のご健康とご長寿、そして幸福、勝利を心から祈り、私の話とさせ ていただく。  最後に、「わが同志の幸福、万歳!」と、ともに叫びたい。  どうか、風邪をひかれないように。  交通事故にも、くれぐれも注意していただきたい。  きょうは、ご苦労さま!  いつまでも、いつまでも、お達者で!  ありがとう!(大拍手)          (2006・4・20)