2006.5.15SP ――――――――――――――――――――――――――――――――――  5・3記念最高幹部協議会での名誉会長のスピーチ〔上〕 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆◆◆ 創価の城に千万の祝賀の勝鬨(かちどき) ◆◆◆ 〔祈り〕と〔行動〕と〔団結〕で勝利      ── 創立80周年へ 新しい目標を      ── 心と心を結べ 民衆の中へ飛び込め! 【名誉会長のスピーチ】  一、大勝利の「5月3日」、本当におめでとう! ありがとう!(大拍手)  学会は勝った。断固として勝った。  全同志の皆さまの健闘によって、「創価学会の日」を、すべてに大勝利で飾 ることができた。  わが尊き友への感謝を込めて、和歌を一首、お贈りしたい。   千万の    祝賀の万歳 勝ち鬨は      創価の城にも 轟き響かむ ◆弾(はじ)ける生命力!  一、来年の5月3日へ、そしてまた「創立80周年の5月3日」を目指して、 勇躍の前進を開始したい。  そのためにも、大事なのは、リーダーの生命力である。生き生きとした息吹 である。  戸田先生は、よく言われた。  「一人ひとりが、生き生きとした、はち切れるような生命力、ピンと弾ける ような生命力を湧き立たせていくことだ」  会合での話一つをとっても、「何としても立ち上がってもらいたい」という 強き一念がなければならない。張りのある声で、皆の心を揺さぶる話でなけれ はならない。  御聖訓には「妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり」(御書9 47ページ)と仰せである。  妙法を唱え、行じる私たちは、常に生まれ変わったような新鮮な生命力で、 はつらつと躍動していくことができる。  また、そうでなければ、真に妙法を実践しているとはいえない。  「一日一日が元朝(がんちょう)」「一日一日が出発」との晴れ晴れとした 心で、皆に希望を贈る名指揮をお願いしたい。  一、きょう(10日)は、全国の最高指導者の方々が一堂に会した。今年の さらなる勝利へ、そして明年の完全勝利、創立80周年の偉大なる勝利へ、心 を一つに、呼吸を合わせて出発してまいりたい。  広宣流布のリーダーは、壮大なる目標を持たなければならない。  大目標を掲げ、そこに向かって必死に戦い、勝ったという歴史をつくること だ。  それでは、戦いに勝つための根本は何か。  どこまでも「祈り」である。  所詮、広宣流布とは仏と魔との戦いである。魔軍を打ち破るには、祈りしか ない。妙法の利剣しかない。  複雑な現実があればあるほど、「祈り」から出発する。ここに、すっきりと わが一念を定めることだ。  そのうえで「行動」である。行動で、祈った方向へと、現実を動かしていく のである。  「祈り」と「行動」が一体となった時、初めて魔を打ち破ることができる。 広布を前進させることができる。  さらには「作戦」である。  三国志の英傑・諸曷孔明は、こう言ったと伝えられる。  「智者は戦(いくさ)をしかけるまえに万全の作戦計画を立てて勝利を不動 のものとする。  これに対し愚者は、勝利の見通しも立たないまま、やみくもに戦をしかけ、 そのあとで活路を見出そうとする」(守屋洋編訳『諸葛孔明の兵法』徳間書店)  その通りである。  リーダーの連帯、綿密な協議が大事である。独りよがりでは失敗する。  日蓮大聖人が「謀(はかりごと)を帷帳(いちょう)の中に回(めぐ)らし 勝つことを千里の外に決せし者なり」(御書183ページ)と仰せの通りだ。 ◆難こそチャンス  一、大聖人は、佐渡流罪という大難の中にあって「強敵を伏(ふく)して始 (はじめ)て力士をしる」(同957ページ)と師子吼された。  敵がいるからこそ強くなる。迫害があるからこそ仏になれる。本物の人材が 出てくる。  「難こそチャンス」。  ここに仏法の真髄がある。  境涯を開けるか、大福運を積めるか、本物の広布の指導者と立てるかどうか ── 魔が競い起こる時こそ、その重大な境目なのである。  ゆえに、勇気を奮い起こして戦う以外にない。  そして皆を励まし、勝利の要諦を教えて、新しい人材をどんどん育てること だ。  自分に従わせ、命令するのではなく、創価の師弟の精神を教え、ともに成長 していくことだ。  人材が出なければ、後は衰亡しかない。よき同志のいるところに、発展があ る。  広布のリーダーは、決して偉ぶった態度ではいけない。同志の中に飛び込ん で、皆の心を汲み、心と心を結んでいく指導者であっていただきたい。 ◆活況の学会本部  一、婦人部、女子部をはじめ、皆さま方の深き祈りがあって、この5月3日 は、日本全国で素晴らしい晴天に恵まれた。  5月3日に前後して、じつに多くの同志の方々が学会本部にお越しになり、 「創価の元朝」の広宣流布の本陣を、晴れ晴れと荘厳してくださった。  あらためて、心から感謝申し上げたい。  喜々として本部に集う同志を目の当たりにされた識者からも、「創価学会は 一段と旭日(きょくじつ)の勢いですね」と、感嘆の声が寄せられた。  法華経の寿量品には「我が此の土は安穏にして天人は常に充満せり」とある。  わが本部の活況に、この経文が心に浮かぶ。まさに、学会の威光勢力が、更 に更に増しゆく象徴といってよい。  大聖人は、こう仰せである。  「釈尊は『私を、無量の珍宝(ちんぽう)をもって、億劫(おくごう)とい う果てしなく長い間、供養するよりも、末法の法華経の行者を、たとえ一日で も供養する功徳のほうが、百千万億倍も勝れている』と説いておられます」(御 書1578ページ、通解)  末法にあって、大聖人の仰せのままに、世界広宣流布を遂行しているのは、 唯一、創価学会のみである。  御書に照らして、創価学会のために真心を尽くされゆく同志の功徳は計り知 れない。  すべて、自分自身の心の中に大福運となって積まれ、また一家一族が未来永 遠に勝ち栄えていく源泉となっていくことは間違いない。  私も妻も、この5月3日は、ナポレオン家の当主(プランス・シャルル・ナ ポレオン公)との会見などのため、八王子のほうで迎えたが、本部の様子は逐 一うかがい、来館者の皆さまが無事故で、満足して帰られるよう、題目を送ら せていただいた。  御聖訓には、「須弥山(しゅみせん)に近づく鳥は金色となるなり」(同1 536ページ)と仰せである。  妙法を求めて進む皆さまは、妙法に照らされて黄金に輝くがごとき大境涯に なっていくと、御本仏が約束してくださっている。  本部の創価学会常住の御本尊には「大法弘通慈折広宣流布大願成就」とお認 (したた)めである。  この御本尊のもとに集い、「慈折広宣流布(じしゃく・こうせんるふ)」に 進みゆく皆さまが、一段と健康で、常楽我浄の生命を光り輝かせていかれるよ う、そして、偉大な勝利と幸福の人生であられるよう、私は真剣に祈り続けて いる。 ◆◆ 陰で広布を支えるともに感謝     ── リーダーは慈愛の視線を ◆同志を迎える真心に福徳が  一、また、この期間、役員についてくださったすべての方々に、心から感謝 申し上げたい。  学会本部の接遇(せつぐう)センターで受付を担当しておられる「創価長者 会」の方々は、「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」 との法華経の精神のままに、真心で広布の同志を歓迎してくださった。  昨日も、清々(すがすが)しい本部受付の女子部の方(本部秀麗会(しゅう れいかい))に、私は最敬礼して申し上げた。  因果の理法に照らして、広宣流布のために、大勢の人を温かく爽(さわ)や かに迎えることは、生々世々、千客万来の福徳の境涯となるんだよ、と。  「さいわいを万里の外よりあつむべし」(御書1492ページ)と仰せのご とく、大福運が万里の外から集まり来ることは、絶対に間違いない。  これが、戸田先生のご指導でもあった。  妙法の功徳は三世に輝く。  法華経の随喜功徳品(ずいきくどくほん)には、このように説かれている。  妙法を説く場所で、来た人に座るように勧めて、聴かせた人。あるいは座を 分けてあげた人。この人は、その福徳によって、未来世において、帝釈天、梵 天、転輪聖王(てんりんじょうおう)の座を得るだろう ── 。  すなわち、大指導者の境涯を得ることができるというのである。  これは、個人会館や個人会場を提供してくださっている方々にも通じるとい えよう。 ◆人に会うことが広宣流布  一、戸田先生は、初代の渉外部長であった私に、よく言われた。  「人に会うことが、広宣流布だ。皆を味方にすることが、広宣流布だ」と。  そしてまた、「広宣流布のために会い、勇敢に、誠実に仏縁を結んだ人は、 未来において、その人が必ず自分の眷属(けんぞく)となって、自分を護り支 えてくれるようになるのだ」とも指導してくださった。  仏法は、遠くにあるのではない。自分の心のなかにある。自分の振る舞いの なかにこそある。  リーダー自身が、どんどん飛び出して、人と会い、心から同志を励ましてい く。今こそ最高幹部が働く時である。  どこか奥のほうで、ふんぞり返ったり、人まかせにしたりするのは、とんで もないことだ。  同志に尽くすために幹部はいるのだ。  陰で広布を支えている人がいる。その人を、必ず見つけて、声をかける。尊 き労苦に報いていく ── この視線、この責任感を指導者が持っているかぎり、 学会は伸びていく。また、護られていく。  今や学会は、世界的に大きく発展した。  同志の皆さま方のお力で、かつてない勢いで前進している。本当に、ありが たいことである。  戸田先生は常々、「三代が大切である。三代で、社会へ、文化へ、大きな布 陣をしくのだ」と言われていた。  万代にわたる創価の盤石な礎(いしずえ)を、三代で築き上げることは、私 にとって、戸田先生との誓願の成就であり、報恩の遂行(すいこう)である。  目指すは創立80周年。  希望輝く目標に向かって、世界広布の「新しい陣列」を築いてまいりたい(大 拍手)。                (〔〔中〕〕に続く)